2009年05月09日

ワクチン

メキシコでの新型インフルエンザの大規模感染が表面化してから約2週間経ちますが、

今日、国内初の新型インフルエンザ感染が確認されました。

今は感染が拡大している国には、必然性がある人以外は行かないほうがよいのでしょうね。

ワクチンの開発には4~6カ月かかるらしいです。 


インフルエンザウイルスは直径約100ナノメートル、1万分の1ミリです。

中心にRNAという遺伝子があり、たんぱく質の種類でA、B、C型の3種類に大別できます。

人間、鳥、豚、馬、アザラシなど多くの動物に感染するのはA型ウイルスです。

A型にはたんぱく質の突起が多数あり、マグルチニン(H)ノイラミニダーゼ(N)の2種類があります。

Hは16種類、Nは9種類でHとNの組み合わせにより、「H1N1」など計144種類に分けられます。

 
インフルエンザウイルスは元々、水鳥の体内をすみかとしていたと考えられています。

ウイルスは生きた細胞の中でしか生存できず、水鳥が死ねば自分も死ぬため、

ウイルスは水鳥に対して徐々に毒性をなくし、今では感染しても症状を表さなくなりました。


ウイルスは一般に、動物の種の壁を越えて感染しにくいのですが、、稀にウイルスが変異して

別種の動物への感染力を持つことがあります。

今回のように豚が仲介役になって別種への感染を引き起こす場合もあります。

豚は鳥と人のウイルスの両方に感染するため、体内で鳥、人、豚のウイルスの雑種を作ります。

この新種は種の壁を越えて感染します。

新型インフルエンザに、人は免疫を持たないため、感染すれば重症化する恐れがあります。

今回の新型は弱毒性といわれてますが、まだはっきり分からない部分があるようです。


H5、H7のウイルスは鶏を100%殺す強毒に変異する例もありますが、人は発症しない事もあります。

逆にスペイン風邪のように、鳥では弱毒なのに人間に大被害をもたらす例もあります。


インフルエンザの予防にはワクチン、治療には抗ウイルス薬が使われています。

日本で使われるワクチンは、鶏の有精卵にウイルスを注射して増殖させ、濃縮した後、

薬剤でウイルスを死滅させて作ります。

ワクチンを投与すると、人の免疫機能が抗体を作り、ウイルスが侵入しても撃退します。

しかし違う型のウイルスにはまったく効果がありません。

今治療に使われているタミフルリレンザなどの抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖を抑えます。


感染した人はいつまで隔離されるのでしょうね。

一刻も早くワクチンの開発を望むところです。


今日は夏日となりました。

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Posted by karada at 19:15│Comments(0)役に立つ話
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