2009年04月08日

コンタクトレンズの障害

角膜に直接装着するコンタクトレンズは、角膜にいろいろな負担をかけています。

ドライアイなどで涙が少なくなると、コンタクトレンズが直接角膜にくっついたり、

酸素不足になり角膜の老化をはやめたりします。

日本では約1500万人、10人に1人がコンタクトレンズを使用。

装用者の約10 人に1 人が不適切な使用によって、眼にトラブルを抱えているらしいです。

普通にレンズを使用していても眼障害は起こる可能性はあります。

1年間に約150万件ものコンタクトレンズによる眼障害が起きていると推計(03年日本眼科医会)

ソフトは、ハードに比べ、障害に気付かず重症化する可能性があります。


コンタクトレンズによる角膜の負担

コンタクトレンズを装着するのは、角膜で、酸素を送り届ける血管がありません。

酸素は主に、外気から眼球表面を覆っている涙の水分を通して運ばれます。

コンタクトレンズはこの経路を邪魔するので酸素不足が起こるのです。


よく起こるコンタクトレンズの目の病気

角膜ビラン(角膜上皮障害)

角膜とは黒目の部分で厚さ約0.5ミリ、角膜実質という部分を、涙の水分で覆われた

上皮と内側の内皮ではさんでいます。

コンタクトレンズ
が原因で上皮細胞だけが剥がれるのが角膜ビランです。

これはレンズを装着せずに点眼などの治療をすれば再生しますが、

必ず眼科で診てもらいましょう。


角膜ビランの症状

コンタクトレンズ挿入時の痛みや装着時のゴロゴロ感、充血、視界のぼやけなど。

ソフトコンタクトレンズを使用していると角膜ビランの状態でも痛みを感じなく症状を悪化させること

があるので要注意です。

角膜は、ゴミが入った時などに傷つき、痛みも感じますが、再生する力をもっていますが、

内皮細胞は神経がないので傷がついても自覚症状がなく、再生能力もありません。

内皮細胞は加齢とともに減少していくので、いびつに変形していきます。

レンズをしていると、その減少が早まり、失明につながることもあります。


コンタクトレンズは病気になる要素も多くあります。

指を使って脱装着を行うので、目に細菌が入りやすくなります。

涙不足や酸素不足により目の老化が進み、再生力も弱くなってきたところへ細菌が入ると、

病気になる確率は高くなります。


その他のコンタクトレンズによる目の病気

角膜浸潤〈しんじゅん〉・潰瘍〈かいよう〉

上皮障害よりも重症で角膜上皮の内側を実質まで障害が及んだ状態をいいます。

感染などの危険がより高くなりますし、感染した場合は治療が遅れると炎症が眼球内に及び

失明の危険性があります。

角膜浮腫〈ふしゅ〉

酸素不足のために細胞の新陳代謝が阻害されて起こる、角膜のむくみです。

角膜血管新生

より重度の酸素不足で、無色透明の角膜に、血管が伸びてくることです。

角膜内皮障害

酸素不足などのために、角膜の一番内側の内皮細胞の数が減ることがあります。

重症になるまで全く症状が現れません。しかも内皮細胞は上皮細胞と異なり再生しないので、

角膜移植しか治療法がないらしいです。

巨大乳頭結膜炎 

レンズの汚れが原因のアレルギー性結膜炎です。


コンタクトレンズをしている人は毎日のレンズのケアはもちろんですが、

最低でも2、3ヶ月に一度は眼科医で検診を受けましょう。

  


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Posted by karada at 17:44Comments(0)目にまつわる話