2009年05月06日

低血糖症

低血糖症

血糖値は食事によって変動をしますが、低いほうに傾き症状がでることを低血糖症といいます。
 
血糖値の正常な変動幅は、だいたい60~120mg/dlの間くらいですが、

一般的に何らかの異常で50~60mg/dl以下になると低血糖と呼ばれます。

しかし食事をとっていない時間、年齢、性別や妊娠の有無などによって、

正常でも低い血糖値を示すことがあります。(お腹が空くといらいらするなどの症状)

このように数値がはっきりいくつ以下から低血糖であると決め付けられません。


低血糖症の原因

・糖尿病治療薬、抗不整脈薬などの薬剤

・アルコールの大量摂取(特に空腹時)

・胃切除後のダンピング症候群、胃下垂、インスリン感受性の高い人

 治療が必要

・インスリノーマ細胞の腫瘍性増殖

・平滑筋肉腫、肝がんなどの腫瘍

・インスリン自己免疫症候群・・・インスリン注射の治療をしたことがないのに自発性低血糖を起こす

低血糖の持続期間の約70%は3カ月以内で、約80%は自然に治ります。


低血糖の症状

低血糖でいきなり意識がな苦なることはあまりありません。

体のホルモンや神経が血糖値を上げるように働くために、これによる症状がまず出現します。

低血糖は通常、食事前の空腹時や激しい運動をした後に起こります。

夜間に起こると、悪夢や起床時のだるさ、空腹感などが出てくるといわれています。

・中枢神経症状・・・血糖値が緩やかに下がる時

 意識の混乱、おかしな行動、集中力散漫、眠気、発語困難、頭痛、複視、けいれん、昏睡など

・自律神経症状・・・血糖値が急激に下がる時

 空腹、発汗、震え、不安、動悸、口唇乾燥など
 
 自律神経症状は主にインスリン拮抗ホルモンの作用によります。

・無自覚性低血糖・・・本人が低血糖症状を発しない、他人の介助を必要とするもの

 低血糖をしばしば起こしていると、中枢神経や自律神経の症状を起こす閾値が低下して、

 インスリン拮抗ホルモンの反応も低下するためといわれています。
 
 糖尿病神経障害が存在したうえに無自覚性低血糖が起きると、生命に危険を及ぼすこともあります。


通常は自然に回復しますが、長時間続くと脳の機能が低下し、意識を失うことがあります。

適切な対処により血糖値が正常化すると、脳は後遺症を残すことなく元に戻ります。

甘いものを摂取してみて、それで症状がよくなるなら低血糖の可能性があります。

再度症状が出たら、病院で検査してもらってください。




 

  営業しております。icon02 低気圧です。

  「からだコンディショニング」

※地図はこちら  メールお問い合わせ

  電話予約073-494-4301

診療時間am10~pm10:00 休み不定休

パソコンからホームページはコチラ

mobile site Fc2 mobile site

ブログ「肩の凝らない話」もどうぞ
    


Posted by karada at 18:21Comments(4)病気・病名・疾患