2009年05月05日

歯周病

歯周病・・・口腔内の歯周病原性細菌によって引き起こされる感染症です。

細菌に対する免疫力が低かったり、細菌の活動性が免疫力より強かったりすると、

歯周病は進行して、歯肉や歯槽骨(顎の骨)などの歯周組織を破壊していきます。

歯垢が主要な原因の一つである疾患が多いが、多くの複合的要因によっても発生する。

また、歯垢が一切関係ない歯周疾患も多数存在する。


歯肉炎・・・歯肉に限局した炎症が起こっている状態

歯周炎・・・歯肉炎が進行して歯槽骨や歯根膜の破壊や吸収が生じる段階まで深く進行したもの


歯周病の発症

口腔内には正常な範囲で様々な細菌がバランスを保って存在しているのですが、

口腔内の環境を不衛生にしたままにしておくと、次第にそのバランスが崩れて病的な

細菌叢を形成するようになります。

それらの細菌を免疫力(主に好中球)で排除できれば歯肉炎の範囲で治まるのですが、

免疫力が弱いと、細菌は組織内の深くに進入し、歯周炎を進行させていくようになり、

また全身へも波及していくようになります。


歯周病の原因となる要因

・歯垢〈:プラーク〉、歯石、病原性細菌

・咬み合わせが悪い(歯ぎしり、無意識に噛みしめているなど)、歯並びが悪い

・加齢、体質、遺伝的疾患。ホルモン分泌異常、糖尿病などの病気、骨粗鬆症など

・喫煙、栄養のバランスが悪い、不規則な生活、ストレスなど

これらの要因を改善し、免疫力を高めることが歯周病の治療と予防につながります。


歯周病の症状 

歯周病は慢性疾患で、その病状は徐々に進行していきます。

歯肉炎の段階では、歯肉の赤みや腫れ、歯を磨く際の出血、痛みなど

この段階で歯科医院を受診すれば良好な治癒経過をするでしょう。

自覚できる炎症症状が一過性で治まったり、また発症したりを繰り返します

進行した段階の歯周炎になると、知らず知らずのうちに炎症は深部に進行し、

歯と歯肉の間に歯周ポケットという病的な溝ができ、歯槽骨と歯根膜が破壊されていくと

それに伴って徐々に深さを増していきます。

深さが増すと、その間に入った歯垢や付着した歯石などは歯ブラシなどではとれず、、

長期にわたり歯肉や歯周組織を攻撃し、徐々に徐々に破壊吸収を進行していきます。
 
口臭排膿(うみ)、歯の揺れ歯肉の腫れといった症状が現れてきます。

炎症が重度に進行した場合、歯を支えるだけの歯槽骨が破壊されてなくなり

歯の揺れや排膿、腫れ、疼痛などが激しく、物を噛めなくなったりします


歯周病は、人類が誕生してから今日までで一番感染者数の多い感染症です。



 



 







GW中も営業しております。icon02 低気圧です。

  「からだコンディショニング」

※地図はこちら  メールお問い合わせ

  電話予約073-494-4301

診療時間am10~pm10:00 休み不定休

パソコンからホームページはコチラ

mobile site Fc2 mobile site

ブログ「肩の凝らない話」もどうぞ
  

  


Posted by karada at 15:53Comments(0)歯・歯茎・顎関節