2010年11月08日

BUT短縮型ドライアイ

BUT(breakup time)短縮型ドライアイという、

涙は出るのに目の表面で安定せず、涙の層がすぐに破綻してしまう

ドライアイがあるようです。

(2010年11月5日付の産経新聞より)

涙が目の表面で安定せず、涙の層がすぐに破綻してしまう

という表現はわかりにくいですね。


BUT短縮型ドライアイの症状は、

突然、乾きと痛みが目を襲って、痛くて目が開けられない状態になるそうです。


正常な目なら瞬きをすると、角膜の表面に涙の層が広がり、その広がりが5秒以上安定するが、

瞬きをしても涙の層は広がらず、ドライスポット(涙の層がない部分)が出現して、

診察した京都府立医科大学大学院医学研究科の横井則彦准教授は「涙の量に問題はなく、

目の表面の水濡れが悪い“目の肌荒れ状態”」と説明する。

と書いてあります。


目の表面は、涙と細胞によって覆われていて、

細胞膜の表面には突起のような「膜型ムチン」と呼ばれる組織があり、涙とのなじみをよくする。

“目の肌荒れ”の原因について、

横井准教授は「ムチンの働きが悪くなっているのではないかという説がある」とする。

ムチンとは


眼科医でつくる「ドライアイ研究会」(世話人代表=坪田一男・慶応大学医学部眼科教授)は

平成18年、新しい診断基準を策定した。しかし、この基準でドライアイと確定診断する場合、

目の傷の程度が9点満点中3点以上が必要。

BUT短縮型は傷が少ないため、ドライアイと診断されないという。

予防法として、横井准教授は「ドライアイのリスクを避けること」とアドバイスする。

コンタクトレンズや消毒液は親水性の良いものを選ぶとよいという。


こうした点から、「ボシュロム・ジャパン」(東京都品川区)は、

親水性のあるレンズ消毒剤「レニュー」などを販売し、コンタクトレンズによるリスクを軽減。

参天製薬(大阪市東淀川区)もムチンの分泌を促す点眼薬を年内に発売する予定だ。


とのことです。

いろいろな症状が新たに分かるようになってきているのでしょう、

いろいろな病気が増えてきますね。





ぼちぼちいこか またタイトル変更したな・・・

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Posted by karada at 21:54Comments(0)お知らせ