2009年06月15日

頸髄(けいずい)損傷

13日夜、試合中バックドロップを受けて、意識不明となり、死亡したプロレスラーの三沢光晴さんの

死因は頸髄(けいずい)損傷で、首の骨の内部までズレて中枢神経を損傷した、

という事が分かりました。


頸髄(けいずい)損傷

頸髄とは

背骨の中には脊髄(せきずい)という、大きな神経の束があり、手や足を動かしたり、

痛みや温度などを感じたりする神経の元で、脳とつながっています。

この脊髄の頚椎(首の骨)を頸髄といい、首の骨の中にあります。

頸髄からも頸神経とよばれる大切な神経が8対のびて、それぞれが身体の運動や知覚を分担しています。


脊髄が損傷すると、そこから下にある神経が麻痺するため、体が動かなくなり、皮膚の感覚もなくなってしまいます。

損傷部分が、脳に近いほどマヒする神経が多くなり、それだけ障害も重くなります。

頸髄の場合、ほんの少し傷つくところが違うだけで、動くところや感じるところが大きく変わります。

損傷程度によって、完全麻痺や部分的に動かない不全麻痺になります。

症状

運動機能 ・・・胸から下は動かすことができず、歩けません。

知覚機能・・・麻痺した部分の感覚、温度の感覚がありません。

体幹機能・・・座った姿勢を保てません。

自律神経・・・汗が出ないため体温調節が困難です。

排泄機能・・・通常通りできません。

身体を起こすと血液が下に下がってしまい、貧血をおこしやすくなります。

 

"レスラー三沢光晴さんのご冥福をお祈りします。"

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この記事へのコメント
倒れた時レフリーに「動かない」と話してたみたいですね。
受け身が他の人よりうまい選手だったそうで、それだけに本人も死んだとは思ってないのかもしれませんね。
あと、首の可動域が狭くなってたそうです。もしかしたらこれがあって、うまく受け身がとれなかったのかもしれませんね。
Posted by ひこ at 2009年06月15日 20:07
ひこさんコメントありがとう。

いろいろ記事読みましたが、プロレスを繁栄させてきた人物だけに、残念ですね。
Posted by karada at 2009年06月16日 10:41
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