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一番上の写真は、４月２０日、さかりのついたオスの野良猫に突然襲われ、

引っ掻かれた患者さんの、８針縫った踵です。

後日、写メであちこちに知らせる為に送ったそうですが、気持ちが悪いと、不評だったようです。

傷口が広いし、踵である為、すぐに近くの病院で傷口を消毒、右８針、左４針を縫い

徐々に発熱してきた為、抗生物質で点滴をしたそうです。

発熱は数日続き、抗生物質投与は毎日、傷口からは膿が２週間以上も出てきたそうです。

　病院で処置をしてもらった後、どうしたらよいか連絡がありましたが、

　とりあえず、そこの家には光線治療器があるので、

　傷口に照射するように指導するしかありませんでした。

　「猫引っかき病」かと思いましたが、発熱がすぐ起こったし、

　何かの病原菌が入った物と思われます。
　
　５月１４日、２４日目に来院した時の写真ですが、

　伸縮部分が頻繁な踵の為、半分だけ抜歯しています。

　まだ少し腫れが残っているようですが、痛みはさほどありません。

　傷口は大小いずれも硬くなっています。

　膿はもう出ません。

　初期段階では絆創膏と包帯をされていた為、

　光線は照射していなかったのですが、

　照射しだしてからは、傷口も回復が早いようです。

　結局何の細菌で膿んで、発熱したかは分かりませんでしたが、

　野良猫の爪や口内には細菌がたくさんいるようです。

ご注意ください。

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