2009年04月24日

泥酔

日本では、アルコールを1%以上含む飲料がエタノールというお酒です。

エタノールは体内に入ると、酵素の働きにより、最終的に水と二酸化炭素に分解されて、

汗や尿、呼気として排出されます。

体内のアルコールは胃から20%、小腸から80%が吸収され、その大部分が肝臓で処理されます。

肝臓内では、まず、アルコール脱水素酵素ミクロゾームエタノール酸化系で、悪酔いや頭痛

の原因になるアセトアルデヒドに分解、アルデヒド脱水素酵素により、酢酸へと分解されます。

酢酸は血液により全身へ廻り、二酸化炭素に分解され、汗や尿、呼気として排出されます。


肝臓の働き

栄養分などを取り込んで体に必要な成分に換える代謝をしています。

不要な物質を解毒したり胆汁に排泄します。

アルコールを大量に摂取し続けると、肝臓での中性脂肪合成が高まって、脂肪肝になります。

さらに長期間摂取し続けると、肝線維症肝硬変アルコール性肝炎になる場合があります。


アルコールの量と脳への影響

・爽快期・・・血中アルコール濃度 0.02~0.04

・ほろ酔い期・・・血中アルコール濃度 0.05~0.1

・酩酊初期・・・血中アルコール濃度 0.11~0.15

 大脳新皮質の働きが低下、大脳辺縁系の働きが活発

・酩酊期・・・血中アルコール濃度0.16~0.3

 小脳に麻痺が及ぶと、足元がふらつく、真直ぐ歩けない

・泥酔期・・・血中アルコール濃度0.31~0.4

 海馬という脳の記憶する部分が働かなくなると、立っていられません

 なにも覚えてないし、何を言っているかも分かりません

 公園で真っ裸になったりします。

・昏睡期・・・血中アルコール濃度0.41~0.5

 脳全体が麻痺すると、脳の呼吸をする延髄も危険となり、死に至るかも。


アルコールは主に、胃や肝臓などの消化器、脳、血管などに影響を及ぼします。

適量であればいいのですがすが、過量になると、身体的にも、社会的にも悪影響をおよぼしますね。

泥酔   

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たった今、草薙君釈放されました、テレビにテロップが流れました・・・・



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