2009年07月12日

牛乳の誤解

今朝の毎日新聞からです。見出しに

「牛乳の栄養 手軽にカルシウム補給 「毎日飲むと太る」は誤解」とあります。

私は、普段牛乳は飲まないのですが、牛乳についのレポートです。


日本人は以前からカルシウムの摂取不足が指摘されてきた。

栄養学的にみて健康維持に必要なカルシウムの摂取量は、

成長期の10代で平均して目安量の7~8割程度しか達成されていない。
(厚生労働省公表の「日本人の食事摂取基準」05年)

カルシウムは牛乳のほか、イワシやサクラエビ、ヒジキ、野菜ではコマツナやモロヘイヤなどに多い。

100g当たりに含まれるカルシウム量は、下記のように牛乳が一番高いわけではない。

・牛乳が約110㎎
・コマツナ約170㎎
・シラス干し約210㎎
・干しヒジキ約1400㎎

ただし、カルシウムの多い食品を食べても、そのまますべて体内に吸収されるわけではない。

吸収率では牛乳が約4割と高く、小魚約3割、野菜は約2割。食品により差がある。


牛乳1本(200ml)には約230㎎のカルシウムが含まれるため、

毎日1本飲めば、100㎎程度のカルシウムが摂取できる。

同じ程度のカルシウムをシラス干しから取ろうとすると、毎日、約150g食べなければならない。

吸収の良さと気軽さから、カルシウム補給には牛乳やチーズなど乳製品がよいそうです。


人の腸管に入ったカルシウムはリン酸と結合して不溶化し、吸収されにくくなるが、

牛乳の場合はたんぱく質の約8割を占めるカゼインが胃腸内の酵素の働きで

カゼインホスホペプチドとなり、これがカルシウムとリン酸の結合を抑えて不溶化を阻止し、

吸収を促すという。この吸収メカニズムはチーズやヨーグルトでも同様に働く。というように、

高温で殺菌した牛乳はカルシウムが不溶化し、吸収率が悪いというのは誤解だそうです。


市販の牛乳の大半は120~130度の高温で2~3秒間殺菌されている。

一方、63~65度や72度以上など、低・中温で殺菌された牛乳も流通している。

このため「高温殺菌の牛乳は栄養価が低い」「低温殺菌こそ本物だ」といった説も誤解


牛乳に限らず、魚でも肉でも加熱すればたんぱく質は壊れるようですが、

栄養価が変わるわけではない。

むしろ、たんぱく質が壊れたほうが消化・吸収されやすくなる。


牛乳の摂取と骨量の関係を調べた結果、

牛乳の摂取が多いほどカルシウム摂取量や骨量も多いことが分かった。

牛乳を多く取った子ほど体脂肪率が低かった。

けっして太る要因ではないそうです。


牛乳にはたんぱく質、脂質、ミネラル、必須アミノ酸がバランスよく含まれており、

栄養素を効率的に摂取できますが、

鉄分やビタミンC、食物繊維は他の食品で補給しましょう。


久しぶりに牛乳を飲んだのですが、下痢になってしまいました。



"牛乳が身体に合わなくなったんでしょうか。"

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Posted by karada at 15:32Comments(2)飲み物