2009年06月22日

こしょばい原因

くすぐったいことを「こそばい」「こそばゆい」あるいは「こしょばい」と言います。

和歌山県では「こしょばい」なので、以下も「こしょばい」でいきます。


Q:「私はこしょばがりです。なんでこしょばいのでしょう?」

まだはっきり解明されていないことも多いみたいですが、耳周辺や首筋、脇の下、足の裏などの

こしょばさを強く感じる部分には、自律神経という体をコントロールする神経が集中しているため、

他の部位に比べて皮膚感覚が敏感だとされています。

自分で触ってもこしょばくないのは、小脳から指令を出して、大脳が身構えるからです。

他人のくすぐりは、予想できないのでこしょばいとされていますが、

中には自分で触っても、こしょばい人もいます。

これはその人の頭の中で、こしょばい部位であると、インプットされているのでしょう。

あるいは、悪い部分を触らせないために、備わった防衛本能だといわれています。

またこしょばい部分は血液が滞り、鬱血を起こし、神経が異常過敏になっているからだともいわれています。

痛みと同じで、慣れるとこしょばくなくなる。人もいます。


皮膚の知覚

人の皮膚は、表面から、角質層、表皮、真皮、皮下組織の順で構成されていて、

その表皮の下の部分に、外部からの刺激を受容する受容器があります。

マイスナー小体、パチーニ小体、ルフィ二小体、クラウゼ終棍、自由神経終末などです。

これらの感覚受容器は、手の平だけで、約1万7千個もあるといわれており、

それぞれ皮膚に関する物理的刺激を受容して、脳に伝えます。

こしょばいという感覚はパチーニ小体が、伝えていると推定されています。

パチーニ小体は、皮膚の受容器の中でも、皮膚の振動に対する感受性が最も高い受容器です。


 

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Posted by karada at 17:34Comments(6)症状

2009年06月21日

関節のポキポキ音

膝を曲げ伸ばしをするとポキポキ音がする人がいます。

膝だけでなく、指、首、肩、腰と様々な各関節でポキポキ音はでることはあります。

何故なんでしょうか?


関節は靭帯に覆われた関節包という袋で包まれ、その中で骨同士が、関節腔という隙間で接しています。

関節腔は滑液という潤滑油のような液体で満たされています。

関節内部でキャビテーションという、液体にかかる圧力が下がることによって気体が発生することが考えられます。

関節を強い力で曲げると、関節包の片側の容積が急激に広がり、滑液にかかる圧力が瞬間的に下がり、キャビテーションが起きます。

そうすると、滑液の中に溶け込んでいた酸素や水が気化した蒸気などが気泡となって発生します。

そして急激に下がった圧力を戻そうと反対側から滑液が一気に流れ込んで気泡は消滅します。

その時の音がポキポキ音の正体のようです。


自然の鳴ってしまう場合はしかたがないですが、首の場合は脊髄があるため、ポキポキと鳴らすのは、絶対してはいけません。

首の関節を頻繁に激しくポキポキと鳴らしていると、椎骨の先端部分などが傷つけられ、それを修復するために、骨が増殖することで神経を圧迫し、さまざまな症状を起こします。

関節をポキッと鳴らすと一時的に血行もよくなり、疲労物質を運び去ってくれるだけです。

関節内部の軟骨には、その痛みを感じる感覚神経がないので、関節内部が破壊されていても、分からないのです。

指の関節は傷ついた関節内部の修復のために増殖した軟骨によって太くなってしまいます。


 


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Posted by karada at 17:46Comments(0)症状

2009年06月19日

脳死は人の死

衆院本会議で18日、臓器移植法改正4法案のうち、脳死を人の死と認め、15歳未満の子どもから

の臓器提供を可能にする案(A案)が大差で可決されました。

死を定義する事の変更は、まだ成立した訳ではありませんが、今後可決されるのでしょうか。


世界の多くの国では、脳死状態で、本人の同意がなくとも、家族の同意で移植が可能です。

しかし衆院厚労委員会では、脳死を人の死とすることは、日本では受け入れられないとの意見が、

毎日新聞の世論調査でも、"臓器提供の意思を示している人に限るべきだ”が52%と過半数を占め、

死の定義の変更に、国民的な合意があるとは言えないようです。

脳死判定についても、難しいようです。

特に子どもの判定は、1カ月以上心停止に至らない長期脳死や、後に自発呼吸が戻る例もあり、

判定が難しいらしいです。


現行の臓器移植法では、法的脳死判定による死亡確認後に臓器提供が可能になる。

移植できる臓器は、心臓、肺、肝臓、膵臓、腎臓、小腸、眼球など。

法施行後、11年半が経過したが、臓器提供者数は81人。年間10人前後。

年間数千人のドナーがいる米国とは大きな差がある。

それに対して、移植を希望する患者は国内に約1万3000人。

脳死による臓器提供が少ないため生体からの腎臓や肝臓移植に頼る状況である。

厚労省の06年の調査結果では、これまで国内で脳死移植できなかった15歳未満の子どもを含め

国内の渡航移植患者は計522人、渡航先はアジアが中心で、増加傾向をたどっている。


一般的な人の死は心臓が止まった心臓死で、法律に定められてはいないが、

医師が心臓停止、呼吸停止、瞳孔の散大という三つの兆候を確認し、人の死と判断されました

これに対し脳死は、人工呼吸器などで心臓は動いているものの、脳の機能が失われて治療しても

回復しない状態を指し、医師は患者の深い昏睡など4項目を確認し臨床的に脳死診断を行い、

更に法的脳死判定を行う場合、自発呼吸の停止を含む5項目の確認を6時間以上あけて2回行う。

という条件を満たす必要があります。

脳死を人の死とするA案が成立した場合、移植を前提にしない治療でも脳死判定し死亡宣告に

つながるなど医療現場で混乱が起きるという懸念もある。

衆院法制局によると、臓器移植法は臓器移植の手続きについて定めた法律で、その手続き以外に

法律の効力は及ばない為、移植につながらない脳死判定による死亡宣告は法律上ありえない。


日本では、臓器移植で助かる人が1日に20人も亡くなっているらしいです。

もう少し議論は続きそうですが、国民の声というのは、届いているんですかね。


"今朝の毎日新聞から引用しました。"

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Posted by karada at 13:16Comments(0)お知らせ

2009年06月17日

疲労回復

我々のような仕事をしていると、世の中には疲れている人が多いんだと実感します。

もっとも元気な人ばかりだと、需要がないかもしれません。(苦笑)

タイトルのように参考になれば・・・

寝すぎは禁物

脳と体の疲労を回復するためには睡眠が必要ですが、長時間寝ればよいという訳ではありません。

寝すぎた日の夜は眠る時間が遅くなり、翌朝は寝不足状態では疲労はたまる一方です。

寝すぎは、疲れが取れるとは限らず、逆効果の場合もあります。

人間は体の中に25時間の体内時計を持っています。

しかし1日は24時間なので、この1時間の誤差を調整するのが、朝日の光です。

網膜でこの光の情報を受け、24時間にリセットされます。

この朝の日の光を浴びずにいると、この体内時計がリセットされずに、生体リズムが狂ってしまい、

さらに疲労が蓄積するという悪循環が起きてしまいます。

疲労回復に効果的

頭も体もスッキリとして、休み明けの朝を迎えるにはどうすればよいのでしょうか。

5分から10分の軽いウォーキングやストレッチのような軽い運動をして疲れをとりましょう。

肉体的疲労は、筋肉や血液の中に疲労物質がたまっている状態です。

この疲労物質を除去することが疲労回復への近道です。

精神的疲労はストレッチが効果的です。

ストレッチには、神経の興奮を抑える効果と、疲労物質を排出する効果もあります。

ウォーキングなどの全身運動をすれば、各筋肉がその動きによってポンプのような役割をして、

血行を促し、滞っていた血液を心臓に運搬し、同時に疲労物質である乳酸を排出してくれます。

休日の過ごし方

体の疲れが取れないのは、体を動かすことが足りなかったという事もあるのです。

休日は遅くまで寝ていたりしないで、3食しっかり食べ、栄養をつけましょう。

逆に早起きして、散歩するのは気持ちがいいですよ。

気候がよければ、気分転換をするのには、出かけるのが一番です。

とはいえ、皆さん休日は休日でそれぞれに、しなければならない用事があるんでしょうね。

 
  "疲れているのは自分自身かも"

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Posted by karada at 16:22Comments(0)自分でできる施術

2009年06月16日

耳がわく

柔道の寝技で耳がわくというのは、しばしば起こりえます。

正式名称はカリフラワーイヤー、どういった症状なのでしょうか。


耳の皮膚と軟骨の間に内出血を起こし、血液がたまって腫れたのが耳介血腫です。

のままにしておくとふくらんだ状態で固まってしまいます。

その他、相撲、レスリング、ラグビーなどの選手にも多くみられるスポーツ外傷です。

柔道から総合格闘技に転向した石井慧選手は両耳が、格闘家として勲章のごとくわいていますね。


原因

耳介の反復する摩擦刺激や打撲で生じます。また、特に外傷の原因がなく発症することもあります。

症状

発症直後は耳介前面の軟らかい腫れですが、放置しておくと血腫は徐々に硬くなり耳介は大きくなります。

さらに再発を繰り返すことにより最後はこぶのように硬くなり、耳介変形を呈してきます。
 
病院で治療

発症直後で腫れが軽度のときには冷湿布程度で良くなることもあります。

太い注射針で刺して、血液をひんぱんに抜きます。

血液が固まって十分抜けないときは皮膚の小切開を追加して抜きます。

抜いた後は予防のために圧迫固定しておきます。

抜かずに柔道で受傷を繰り返していると、次第に血腫は硬くなり処置では治らなります。


私も遠い昔7,8年柔道をして、右耳だけ少しわいています。

といっても触ると耳が厚く、硬い程度ですが。

むしろイヤホンが右耳だけ抜けにくくていいくらいです。

発症時は触れるだけでも、飛び上がるほど痛かったですが、病院にも行かず、

そのまま練習を続けていたと思います。

昔は根性があったのでしょうね。

また熱心に寝技の練習をしたものがなる、といわれてましたが、ならない人もいます。

今は専用の耳に触れないパッドなんかがあるようですが、

昔はガムテープの穴を耳にすっぽり固定して、くくりつけていました。

ガムテープの芯自体硬いものですので、耳に触れると、よけいに痛かったのを思い出します。


 "石井慧のデビューはいつなんだろう。"

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Posted by karada at 13:35Comments(2)スポーツ障害