2009年06月21日

関節のポキポキ音

膝を曲げ伸ばしをするとポキポキ音がする人がいます。

膝だけでなく、指、首、肩、腰と様々な各関節でポキポキ音はでることはあります。

何故なんでしょうか?


関節は靭帯に覆われた関節包という袋で包まれ、その中で骨同士が、関節腔という隙間で接しています。

関節腔は滑液という潤滑油のような液体で満たされています。

関節内部でキャビテーションという、液体にかかる圧力が下がることによって気体が発生することが考えられます。

関節を強い力で曲げると、関節包の片側の容積が急激に広がり、滑液にかかる圧力が瞬間的に下がり、キャビテーションが起きます。

そうすると、滑液の中に溶け込んでいた酸素や水が気化した蒸気などが気泡となって発生します。

そして急激に下がった圧力を戻そうと反対側から滑液が一気に流れ込んで気泡は消滅します。

その時の音がポキポキ音の正体のようです。


自然の鳴ってしまう場合はしかたがないですが、首の場合は脊髄があるため、ポキポキと鳴らすのは、絶対してはいけません。

首の関節を頻繁に激しくポキポキと鳴らしていると、椎骨の先端部分などが傷つけられ、それを修復するために、骨が増殖することで神経を圧迫し、さまざまな症状を起こします。

関節をポキッと鳴らすと一時的に血行もよくなり、疲労物質を運び去ってくれるだけです。

関節内部の軟骨には、その痛みを感じる感覚神経がないので、関節内部が破壊されていても、分からないのです。

指の関節は傷ついた関節内部の修復のために増殖した軟骨によって太くなってしまいます。


 


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Posted by karada at 17:46Comments(0)症状