2009年03月26日

胆石症

胆石とは

胆嚢(たんのう)や胆管にできる、主に胆汁のコレステロールが結晶化してできた物です。

ほとんどは胆嚢で形成されて、胆嚢管、総胆管、膵管内に留まります。

結石が胆嚢内にある場合を胆石症、胆管内にある場合を胆管結石症といいます。

胆嚢は肝臓の下に張り付くようにある袋状の臓器です。

胆汁を蓄える働きがあり、胆汁は脂肪分の消化を助ける働きがあります。


胆石症

胆嚢内で胆汁成分が固まったものが、胆石です。

胆石の種類は、その主成分によってコレステロール結石と、ビリルビン結石に分けられています。

また、胆石のある位置によって胆嚢胆石、胆管胆石と呼ばれます。

・コレステロール結石

胆汁中のコレステロールは胆汁酸やりん脂質など、他の胆汁成分が溶けこんだ状態で存在しており、

固形状になっていません。しかし、胆汁中のコレステロールの量が異常に多くなると、

その一部が結晶となって、核となり、コレステロールが次々と凝集して結石をつくります。

胆汁中の胆汁酸やレシチンの割合が少なくなっても、結石ができやすくなります。

・ビリルビン結石

胆汁中のビリルビンは、水に溶けやすい状態で存在しています。胆道系に細菌感染が起こると、

細菌のもっている特殊な酵素によってビリルビンが水に溶けにくい状態となり、

カルシウムなどと結合して結晶をつくり、沈殿してきます。これがビリルビン結石です。

症状

・疝痛発作(せんつうほっさ)

胆石症の腹痛は、疝痛発作と呼ばれる激しい痛みが突然起こるのが特徴です。

軽い上腹部痛のこともまれではあります。背部や胸部にも痛みがはしることもあります。

・感染による発熱

胆石がありますと、細菌の感染が起こりやすいです。

特にビリルビン結石では、細菌感染が原因なので、炎症に加えて発熱を伴うことがあります。

発熱は38℃以上の高い熱が突然現れ、全身にふるえ、悪寒がくることがあります。

微熱程度で、腹痛を伴わない場合には、原因が胆石症とわかりにくい事があります。

・胆管閉塞による黄疸(おうだん)

胆管の結石では、細い胆管が結石によって閉塞されて胆汁の流れが障害されるため黄疸が出ます。



たまたま病院の検診で見つかることもありますが、各症状が出たなら病院へ

うちでもたまにそうではないかなと思う患者さんには、検査に行ってもらいます。

 






















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Posted by karada at 15:15Comments(0)病気・病名・疾患

2009年03月25日

猫ひっかき病

病気、症状を検索していたら、余り聞いたことが無い病名があったので。

 「猫ひっかき病」 病名そのままの病気です。

猫に引っかかれたり、咬まれたりすることによって人間に感染します。

引っかかれた場所が腫れ上がったり、付近のリンパ腺が卵大の大きさに腫れ上がったりします。

原因はネコノミの糞中の「バルトネラ・ヘンセレ」という細菌です。

毛づくろいなどによって猫の口腔や爪に定着して、ひっかいたり、咬んだりすることで

猫から猫、猫から人への感染、またノミから直接感染する可能性もあるとされています。

幼児や思春期の子どもに多く発症します。

症状

咬まれたり引っ掻かれたりした数日から2週間後に傷の場所が腫れ上がったりします。

膿をもったりかさぶたができることもあります。その数日から数週間後に熱が出て体がだるくなり、

傷を受けた手や足の付け根のリンパ節が腫れ上がり、押すと痛みます。

人によっては初期に起こる傷の炎症がみられずにリンパ節が腫れてくる場合もあります。

時には切開や入院が必要になったり、視力障害や肝障害を起こすこともあります。

免疫不全症の患者など、免疫力が低下した人では「細菌性血管種」という病変が出現します。

猫を飼っているだけで発病してるという事もあるらしいです。

犬のノミがこの病気を媒介する場合もあります。

また、ダニがこの菌を媒介する場合があるそうです。

予防策は猫にノミやダニが付かないようにすること。

治療の方法

免疫機能が正常であれば、通常は自然に治るので、抗生剤による治療は行いません。

猫によって傷つけられた場合には、患部をすみやかに洗浄して消毒します。

様子を観察し、治らないようなら医療機関を受診してください。

とはいっても腫れてきたら、すぐに病院でみてもらうのが無難でしょうね。


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Posted by karada at 14:16Comments(0)病気・病名・疾患

2009年03月24日

自律神経失調症 

自律神経失調症 

様々な自律神経系の不定愁訴を訴えますが、疾患や精神障害が認められないものをいいます。

多くの症状を自覚するために、いくつかの病院で様々な検査を受けますが、異常はなく、

「気のせい」「疲れのせい」ですまされてしまいます。

この病名は日本特有のものであって、欧米にはありません。

要するにはっきりとした病名が付けられないものを自律神経失調症というように思います。

患者さんそのために、どうしたらよいのかますます混乱します。

心身症というのもありますが、自律神経失調症と同じと考えてもよいと思います。

自律神経失調症の原因

女性の更年期による事が多いです
・体質的に自律神経系が不安定
・ストレス・過労
・生活リズムが不規則
・神経症やうつ病などで自律神経失調症状を示すことがある

自律神経失調症の特徴

・病院の検査を受けても症状に結びつくような検査結果が出ない。
・良かったり、悪かったりの波が長期間続く。
・精神神経症状と身体症状の両方が同時に現れる。

自律神経失調症の症状
倦怠感めまいふらつき・全身がほてる・食欲がない・疲れやすい・微熱
不眠・眠りが浅い・朝起きがつらい
のぼせ頭痛頭重・立ちくらみ・目が疲れる・目が痛い・涙目・耳鳴り
口が渇く・味覚がおかしい・舌が痛い・口内炎 ・喉のつまり・イガイガ・圧迫感
食欲不振・胃の張り・吐き気・腹の膨満感・便秘・ガスが多い・残尿感
動悸息切れ・頻脈・不整脈・ 胸の圧迫感・息苦しい・息が吸えない
手足の冷え・手足のしびれ・手足のほてり・痛み・むくみ
こり・痛み・関節の痛み・関節のだるさ
発汗・汗が出ない
不安感・憂鬱感・抑うつ感・気がめいる・集中力がない・イライラする
怒りっぽい・神経過敏・パニック症状・寂しい・悲しい・記憶力の低下・注意力低下

全身にいたる自律神経系の症状がでたり消えたりするので、不定愁訴と呼ばれることもあります。                                          

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Posted by karada at 14:25Comments(0)病気・病名・疾患

2009年03月23日

イミダペプチド

「イミダペプチド(イミダゾールジペプチド)」

最近抗疲労物質として注目されているイミダペプチドとは

ヒトや動物の骨格筋に存在するカルノシンとアンセリンのアミノ酸結合体です。

食べて体に吸収された後、筋肉に取り込まれます。

長時間動き続ける渡り鳥やマグロ、カツオの骨格筋中に多く含まれていて

食肉では鳥胸肉が牛肉や豚肉に比べて2~3倍も多く含んでいます。

ストレスが多く休んでも疲れが取れない慢性疲労に抗疲労物質として注目されています。

疲労

現代社会では避けては通れないストレスなどによって多くの人が慢性疲労に悩んでいます。

疲労は生活の質だけでなく免疫力も低下させ、病気のリスクを高めます。

体内に取り込まれた酸素の一部は疲労の原因となる活性酸素となり、細胞の機能を低下させる。

ストレスや過度の仕事、運動などで活性酸素が大量発生してバランスが崩れ過労となると、

細胞の機能が低下し、作業効率の低下などが起こる。

こうした酸化ストレス状態の発生を抑えるイミダペプチドを摂取する事で疲労を軽減できます。

イミダペプチドの効果

・疲労の軽減、回復を早める

・酸化ストレスの上昇を抑制

・自律神経機能の乱れを調整

疲れを予防する(ストレス、疲れをためない)

疲れる状態を事前に抑えれば治りも早いのです。

ストレスが除去できない状態が続けば、生活習慣病のリスクも高まります。

疲労を毎日ケアして元気でいることは病気予防にもつながります。

基本は十分な睡眠と規則正しい生活をする事です。

 
イミダペプチドを摂取して効果があるのは1日約200mg程度。

鶏胸肉だと約50gに約200mg含まれています。

その他イミダペプチドが含まれた飲料やサプリメントも販売されています。




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2009年03月22日

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

脊柱管
が脊椎骨の変形により狭くなり、神経根馬尾神経を圧迫する事によって腰痛や痺れをおこす病気です。

50、60歳代以降の人に、多く発症する傾向にあります。

長い時間歩けないが、しばらく休むとまた歩ける間欠性跛行(かんけつせいはこう)という症状が特徴です。

前かがみになると神経への圧迫が緩むから楽になるという特徴があります。

神経根が圧迫された時は、圧迫されたほうに、腰から足にかけての痺れ・痛みの症状が出ます。

馬尾神経が、圧迫されると、足の痺れ、麻痺、脱力感、排泄障害が起こることがあります。

また膝の痛み、足を曲げると痛む、正座できないなど。

脊柱管狭窄症の原因

・先天性脊柱管狭窄症 生まれつきか、成長途中で脊柱管が狭くなる

・すべり症により脊柱管が狭くなる

・加齢による病気や変性

日常生活での注意点

腰を反らせる姿勢は、症状が出やすくなりますので注意します。

・寝る時には、横向きで寝る

・腰をひねる、重い物を持ち上げる動作、長時間の同じ姿勢にも注意しましょう。

・症状が軽い場合は適度に体を動かし筋力を鍛える運動を心がけましょう。

初期の段階で安心できる整体やカイロプラクティックで施術いてもらいながら、

運動療法を実行して下さい。

加齢による背骨の変形、神経への圧迫、痛みの発症が強い場合は医師と相談して

手術の方が痛みから解放されるのは早いかと思われます。






 庭のユスラウメの花が

 咲き始めました。

 派手さはないですが

 白い花がきれいです。








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Posted by karada at 16:19Comments(0)腰痛関連